離婚・男女問題
審判離婚って？
Ｌちゃん「離婚の種類について勉強したのですが、協議離婚、調停離婚、裁判離婚以外に、審判離婚ってあるんですよね。」
太田「Ｌちゃんが勉強なんかしたら大雨が降りそう…」
Ｌちゃん「失礼な！ 褒めてくださいよ。」
太田「努力は認めます。」
Ｌちゃん「しかし、審判離婚ってあまり聞かないですね。」
太田「私も実はやったことないの。調停が不成立になったら大体訴訟にしますからね〜。」
Ｌちゃん「どういうときに審判離婚になるんですか？」
太田「例えばですが、お互いが離婚に合意してて、離婚の条件もほとんど近い案が出てるのに、ちょっとの意見の違いで調停が不成立になったような場合に審判に移行させるわけですよ。」
Ｌちゃん「ほうほう。」
太田「大抵は両者、ちょっとどころか大幅に意見が食い違うので審判じゃなくて訴訟になるんですね。」
Ｌちゃん「審判離婚のメリットって何ですか？」
太田「裁判するよりは費用がかからないし、手続も簡単です。あと、非公開の手続ですからね。審判は判決と同じ効力があります。ただし、2週間以内に異議申し立てすると効力がなくなるんですね。」
Ｌちゃん「だったら最初から裁判した方が良さそう…」
太田「なのであまり審判離婚ってないんですよ。」
Ｌちゃん「ちなみにですが、調停や裁判で離婚した事実が戸籍に載ると聞いたのですが、本当ですか？」
太田「本当です。」
Ｌちゃん「それ、載せたくない人もいますよね？」
太田「そういう場合は、調停の中で離婚届にサインして、どっちかが提出することを約束することもあります。調停を申し立てたからといって、必ず調停離婚になるとは限らないんですよ。協議離婚になることもあるわけです。」