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コラム
Column
離婚・男女問題

財産分与の対象。

太田「むかーしテレビを見ていたら、(多分)アフリカのどこかの国で、離婚に伴う財産分与だっていって、家を半分にかち割ってトレーラーで運んでた。外国でも財産分与って概念があるんだーと思って感動した。」
 
Lちゃん「家を半分こにしたら住めないじゃないですか(笑)」
 
太田「そうなんですよ、財産分与って日本では財産の清算とかってもっともらしい理屈がついてるけど、本当は儀式的な要素もあるんじゃないかと…」
 
Lちゃん「財産分与の儀(笑)。じゃあ離婚だからといって身一つで奥さんを放り出す男性は…」
 
太田「家を半分こするという重要な儀式を欠いたから祟られます…ってのは冗談だけど、よくよく聞いてみると結構あるみたいなんだよね、財産分与できてないケース。」
 
Lちゃん「財産分与の時効は離婚してから2年なので、だいぶ経って騒いでも後の祭りかも。」
 
太田「そうならないように、離婚の話し合いの際にしっかり決めるべきなんですよね。ちなみに、半分こするのは不動産だけじゃないですよ。」
 
Lちゃん「預金とか高額な動産とか、有価証券とか、生命保険の解約返戻金とか…」
 
太田「退職金ってのもありますね、わりと熟年離婚の場合だと。あと、夫婦で商売をしていた場合はどうでしょう?」
 
Lちゃん「結婚以降、商売で築いた財産も財産分与の対象ですね。」
 
太田「金銭や不動産だけじゃなく、事業用の財産も財産分与の対象になってきます。これは審判例があります。」
 
Lちゃん「それは事業が法人化されていない場合ですよね? 会社組織になっていたら、会社の財産を半分こするわけにはいかないでしょう⁇」
 
太田「原則として法人の財産は財産分与の対象外なんですが、同族企業で会社財産が実質的には夫婦の財産といえるような場合には、会社の財産も財産分与の対象となることがあります。これもポツポツ審判例がある。」
 
Lちゃん「そうなんですね。法人にも財産分与の儀が…(笑)」
 
太田「さすがに社屋を半分こにはできませんけどね。」
 
Lちゃん「そうだ、私、財産分与の歌を作りました♡」
 
太田「え、どんなの?」
 
Lちゃん「♪離婚だ 離婚だ 離婚だ 離婚だ 半分 半分 半分 半分♪って。ボーカルがチェーンソー振り回しながらシャウトするんです。」
 
太田「歌の最後にベースやドラムもチェーンソーで真っ二つにするんですね…危険過ぎる。」