無料相談ダイヤル
TELTEL: 045-328-3500
MAIL
コラム
Column
離婚・男女問題

不受理届豆知識。

太田「離婚届に思わず署名・押印してしまった人や、離婚届を偽造してでも提出されてしまいそうな人のためにあるのが不受理届です。」
 
Lちゃん「割と相談の中に出てくるワードですね。ところで、不受理届はどこに出したらいいんですか?」
 
太田「結論からいうと、どこの市区役所に出してもいいんだよ。一箇所に出せばその情報が全国の市区役所で共有されるので、例えば同居時の管轄の役所と、別居後の管轄の役所の両方に出さなきゃ、みたいなことにはならないわけ。」
 
Lちゃん「じゃあ、最寄りの役所に出しておけばいいんですね♡」
 
太田「そうそう。ただし、情報が共有されるまでにはタイムラグがあるので、緊急性がある場合には本籍地の役所に出すべきです。」
 
Lちゃん「万が一、離婚届が受理されてしまったらひっくり返せないんですか?」
 
太田「離婚無効確認ですね。これも調停前置だから調停を申し立ててから、ダメなら裁判です。ただ、自分が署名・押印してしまった場合にはなかなか無効と判断されにくいよ。そうじゃない、偽造されたような場所には見込みがある。」
 
Lちゃん「この間樹木希林さんがお亡くなりになりましたが、昔、内田裕也さんに離婚届を出されてしまって、離婚無効確認の訴訟を起こして勝訴したという記事を見ました。」
 
太田「それについてはノーコメントです(笑)。難しい裁判ですけど、勝てる場合もあるということで。」
 
Lちゃん「ま、そうなる前に不受理届を出しておきたいですよね。そういや、だいぶ前に読んだ本に、不受理届は期限があるので提出し続ける必要があると聞きましたが…」
 
太田「前は6か月ごとに出さないといけなかったんだけど、今は期限が撤廃されて無期限になったんだ。一回出せばいいので、みんな樹木希林さんみたいになる不安のある人は念のためにとりあえず出しておいたらどうかな?」
 
Lちゃん「なかなかそんな不安のある人はいませんが(笑)。」
 
太田「ただし、出したことを忘れていると、本当に離婚の話がまとまったときに、配偶者が離婚届を出そうとしても受理されなくて困る事態が発生するよ!」
 
Lちゃん「それは新たな火種になりそうな。不受理届の取り下げはどうしたらいいんですか?」
 
太田「簡単ですよ。不受理届を出した役所に行って、取り下げ用の申請用紙に必要事項を記入して押印して出すだけ。ちなみに不受理届を出した本人が離婚届を提出する場合には、不受理届は取り下げられたことになるんだ。」
 
Lちゃん「へー。面白いので、広島の姉ちゃんに教えておきますね!」
 
太田「あれ? お姉さん、離婚しそうなの??」
 
Lちゃん「全然そんな気配はないんですけど、常にギャンブルがバレて離婚されたらどうしよう、って怯えているので。」
 
太田「競艇マニアでだいぶ勝って借金ならぬヘソクリが増えてるんでしたっけ。離婚が怖いなら競艇なんかやめればいいのに。」
 
Lちゃん「近頃は周囲にバレるかどうかのスリルもたまらないらしいです。無駄に競艇場に変装して行ってますもん。不受理届出しておけば、一方的に離婚されることはないよーって教えてあげます♡」
 
太田「お姉さん、なんだかんだで楽しそうだな。」
 
 
☆調停成立時などにも、不受理届の取り下げを忘れずに☆
リンデン法律事務所の離婚サイト↓
http://rikon.linden-law.jp/