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コラム
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離婚・男女問題

夫婦別姓・同性婚に賛成する人が増えている件※2019年9月14日ブログ記事転載

夫婦別姓に賛成、過半数に 家族観に変化
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO49789790T10C19A9CR8000?s=5
 
<夫婦は別姓でもよいと考える既婚女性が50.5%に上ることが、国立社会保障・人口問題研究所が13日に発表した「全国家庭動向調査」で分かった。1993年の調査開始以来、初めて5割を超えた。同性婚を法律で認めるべきだと考える既婚女性も69.5%に上っており、同研究所は「家族観の多様化が進んでいる」としている。>
 
*こちらが元のデータ(要旨)
http://www.ipss.go.jp/ps-katei/j/NSFJ6/Kohyo/NSFJ6_yoshi.pdf
 
*詳しいやつはこっち
http://www.ipss.go.jp/ps-katei/j/NSFJ6/Kohyo/NSFJ6_gaiyo.pdf
 
 
太田「何でわざわざ記事のソース貼ったかっていうとね、マスコミは自分たちが広めたいことしか記事にしない傾向があるから。たしかに、夫婦別姓と同性婚への賛成の割合は増えてるけど、私個人的にはもっとびっくりする部分があってさ。」
 
Lちゃん「びっくりしたのはどこですか?」
 
太田「要旨見てよ。」
 
<調査対象の妻のうち、「4 人の親のうち誰かと同居」している割合は 19.8%で、10 年前注 1)の 26.7%、5 年前注 2)の 31.5%に比べて低い。同様に、「どちらかの母親と同居」している妻は 17.6% となり、10 年前の 23.9%、5 年前の 28.5%比べて低い(p3 図 2-1)。>
 
 
Lちゃん「親ないし義理の親と同居してる夫婦の割合がガクンと減っているんですね。」
 
太田「そうそう。たしかに言われてみたら、こっちで離婚事件やってると、親や義理の親が同居してるケースってほとんど聞かないんですよ。私が弁護士なりたてのころに徳島でやってたとき(もう10年前だ)はポツポツいたはずなんだけど。」
 
Lちゃん「やっぱり時代に合わないってことですか。」
 
太田「合わないっていうか、奥さんが義理の親との同居を嫌がりますからね…掲示板なんかじゃ、長い休みのときに旦那さんの実家に行くのが嫌な奥さんたちが愚痴吐いてるレベルでさ(笑)」
 
*例えばこういうの↓
【実況】お盆 in 義実家【2019】
https://girlschannel.net/topics/2283004
 
 
Lちゃん「アハハ、5ちゃんねるなんかも同じようなスレッドありますよね。世の奥様方が義理の親に会うのが嫌、ましてや同居なんかできないというのが広く認知されてきたんでしょうね。」
 
太田「きっとそうです。世の男性諸兄、親と同居だと結婚できませんよ! でも奥さんのほうの親と同居する割合も減ってるのよ。」
 
Lちゃん「とにかく親とは一緒に住みたくない、と。」
 
太田「私なんか、『夫と別居したいんです』って相談されたら、実家に帰ればいいんじゃないですか、って言うんだけど、こっちで弁護士やってると結構な割合で、『いや、それは』って言われるんですよね……反省だわ。それとこれ。」
 
<「妻が働きに出るときの子どもの世話」については、「公共の機関など」が 42.0%を占め、「親」 の 33.9%を上回って、初めて最も重要なサポート源となった(p10 図 3-2)。>
 
Lちゃん「あれ? 監護権争い・親権争いで子の監護に関する陳述書作るときとか、監護補助者に本人さんのお父さん・お母さんとか書きませんか?」
 
太田「書きます、書きますよ。でも夫婦の同居中は基本的にお子さんは保育園に預けて……ってパターンが多数派で、おじいちゃんおばあちゃんはあんまり出てこないですね。まあ、一緒に住んでないから当然か。」
 
Lちゃん「ふーむ、この資料、面白いですね。」
 
太田「でしょ? 今後の家事事件の参考になるわ。で、その上でのタイトル通りの内容。細かく資料を見ると、29歳以下の女性は9割以上が同性婚に賛成してるんですよ。」
 
Lちゃん「60ページですね。本当だ!『女性どうしのカップルも、 生殖補助医療を用いて、 子どもを持てるようにすべきだ』ってのに29歳以下の女性が83.4パーセントも賛成してて、それもびっくりですが。」
 
太田「やはり若い女性は同性婚に抵抗がなくて、かつ同性カップルが子どもを持っていいって思ってるようですね。法が追いついてないってやつだ。」
 
Lちゃん「あれ、夫婦別姓の話はどこに書いてあるんですか?」
 
太田「49ページの表7-1だけだね。初めて賛成が過半数になったみたい。」
 
Lちゃん「私は夫婦別姓って違和感ありますー。」
 
太田「前に話したっけ? 私が大学受験したときの小論文のテーマが夫婦別姓で、賛成か反対か意見を述べた上で、その理由を書きなさいってお題だったのよ。」
 
Lちゃん「聞きました、聞きました! それで先生はヒマだったから、『福沢諭吉は複合姓を唱えた』って書いたんですよね(笑)。」
 
太田「なんで18歳のときにそんなマニアな知識を仕入れてたのか、今となっては謎なんですけど、今調べたら原典は『日本婦人論』(明治18年)ですね。畠山さんと梶原さんが結婚したら、山原さんって苗字を作れって言ってる。」
 
Lちゃん「1885年……約130年前ですか、お札になるような人はやっぱり違いますね。てか、先生、大学合格して良かったですね(笑)。」
 
太田「別に他の大学にも合格したからそっちでも良かったんですけど……単に夫婦別姓の議論をしろといってるのに、福沢諭吉の小ネタを出して、さらにぐちゃぐちゃ複合姓の議論をしても合格させてくれるんなら、それは入学しないといけないと思って、金沢大学ですけど(笑)。」
 
Lちゃん「高校生のみなさん、大学受験で先生のマネだけは絶対にしないでくださいね。普通は落ちますよ(笑)。」


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