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コラム
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離婚・男女問題

離婚調停を弁護士に依頼するメリットについて

※離婚調停は本人でも申し立てたり出席したりすることが可能ですが、弁護士に依頼するメリットとは何でしょう?
 
太田「まず、こういう場合には明らかに弁護士に依頼するメリットがない、というケースを挙げましょうか?」
 
Lちゃん「そんなケースがあるんですか、教えてください。」
 
太田「それは、離婚調停を申し立てられたけど、一切離婚する気がないという場合です。」
 
Lちゃん「ああ、それは弁護士に依頼する必要がないですね。」
 
太田「もちろん、離婚したほうが相談者の方にとってメリットがあるケースもあるので、念のために弁護士に相談はしてほしいのですが、もう絶対に離婚しないと心に決めているような場合には、調停委員に『離婚する気はありません』と言い続けていれば、離婚調停期日は2回くらいで終わってしまうので、弁護士に依頼する意味がありません。」
 
Lちゃん「話し合いに乗らないわけだから、そうですよね。」
 
太田「そのケースは、調停が不成立になって、相手から訴状が来た時に弁護士に依頼するので遅くないです。そうではなくて、ちゃんと離婚の条件を話し合いたい場合には、十分メリットがあるので原則として弁護士に依頼したほうがいいと考えます。もし、弁護士を代理人にせずに調停に臨んだ場合、以下のような危険性があります。」
 
 
1 調停委員が調停成立のためにあなたを丸め込んでこようとする。
2 よく分からないまま、あなたに不利な内容で調停が成立してしまう。
3 一人で調停室や調停控室にいる不安やプレッシャーに押しつぶされそうになる。
 
 
Lちゃん「まず1ですけど、調停委員というのは公正中立な立場なのではないですか?」
 
太田「建前上はそうなんだけど、調停委員も人間なので、調停が成立すると思ったら発言力のないほうを丸め込んで調停を成立させようとする傾向がどうしてもあります。そもそも、相手方に弁護士がついていて、あなたに弁護士がついていないとなると、それだけで丸め込まれる危険性が高まります。」
 
Lちゃん「弁護士がついていると、調停委員もおかしなことは言えないでしょうからね。」
 
太田「ちなみに、調停委員も必ずしも法律の専門家ではないので、たまに法的に誤ったことを言うことがあります。具体的内容は言えないんだけど、前にそういうことがあってねぇ。私、びっくりしてしまった。」
 
Lちゃん「調停委員によるびっくり発言があったのですね。」
 
太田「あれ、私がいたからちゃんと誤りを指摘できたけど、本人さんだけだったら適切に対応できたかどうか。そういうこともあるので、調停には弁護士がいたほうが良いです。」
 
Lちゃん「2番目は怖いですよねえ。だって、調停調書には執行力があるんですもん。」
 
太田「そうなんですよ。私、よく言ってるんですけど、男性で算定表よりも高額の養育費でOKしちゃうことがあって、後からどうにかなりませんか、って相談してくるケースがたまにあるんですけどね。そういう場合、弁護士がついていたら、算定表よりだいぶ高いですよ、って助言できたのにって思います。」
 
Lちゃん「後悔先に立たず。弁護士費用を節約したつもりが、かえって高額の養育費を支払うことになってしまうんですね。そうであれば、多少費用はかかっても調停の際に弁護士を立てたほうがいい。」
 
太田「その通りです。」
 
Lちゃん「3番目は心理的なものですね。」
 
太田「これは結構大きいと思いますよ。例えば、調停の途中から依頼を受けた方から、『待合室で、他の人は弁護士と一緒にいて作戦を練っているのに、自分だけ一人で心細かった』という話を聞いたことがあります。」
 
Lちゃん「そのシーンは想像しただけでも辛くなります・・・。」
 
太田「待合室だけじゃないですよ。調停委員って二人いるんですけどね、話の展開によっては二人であなたを説得にかかろうとするときがある。その際、一人ぼっちで耐えられますか?」
 
Lちゃん「わあ、考えただけでも無理です。早く帰りたいと思って『はい』って言ってしまいそう。」
 
太田「でしょう? だから、繊細な方、気の弱い方は特に弁護士に依頼するべきだと思いますよ。」
 
Lちゃん「以上をまとめると、離婚調停を弁護士に依頼するメリットはこうですね。」
 
1 交渉力で負けない
2 法的知識で負けない
3 安心感
 
太田「あ、よくまとめられましたね。すばらしい!」
 
Lちゃん「へへ~。これでも国語の点数は悪くなかったんですよ♡」
 
太田「国語だけじゃない、自分のお金の計算も早いじゃないですか。」
 
Lちゃん「そこはイメージダウンだから内緒にしておいてくださいよ・・・。」
 
 
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